<昆虫で創るサーキュラーな未来> ミールワーム×プラスチックリサイクル最前線 ~国内外の研究成果・実証事例に基づいて~

- 開催日 2025/07/28 (月)
- 時間 13:00-16:30 日本時間
- 参加費 【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円 【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
- 形式 オンライン(ライブ配信)、オンライン(オンデマンド)
- 主催 株式会社情報機構
イベント詳細情報
セミナーポイント
○講師より/本セミナーのポイント
ミールワームは、ゴミムシダマシという甲虫の幼虫です。2015年、スタンフォード大学の研究チームが、ミールワームがポリスチレン(発泡スチロールなどの原料)を消化できることを発見しました。これは環境科学の分野で大きな衝撃を与えた発見でした。まさに「自然の力」を活用した環境問題への解決策です。
本セミナーでは、ミールワームの基本的な特徴を概説するとともに、ミールワームによる資源循環の可能性、事業性について述べます。
○主な受講対象者は?
・廃プラスチック問題に取り組む自治体・行政関係者
・環境ビジネスやサーキュラーエコノミー領域の新規事業開発担当者
・リサイクル業・廃棄物処理業の経営層・企画担当者
・農業・飼料・昆虫食関連のスタートアップ事業者
・ESG・インパクト投資に関心を持つ投資家・VC関係者
○本セミナーで得られる主な知識・情報・ノウハウ
・ミールワームの生態・生物的特性と環境適応力の詳細
・プラスチック分解の科学的プロセスと腸内微生物の役割
・世界各国での研究成果・導入事例とその比較
・ミールワームを活用した資源循環・ゼロエミッションモデル
・具体的なビジネス化・投資モデルと収益構造の構築方法
セミナー内容
第1部:ミールワームの生物学的基礎と歴史(約45分)
1. ミールワームとは何か?分類と形態の基本知識
2. 世界各地における利用の歴史と文化的背景
3. ミールワームのライフサイクルと生態
4. 近年の昆虫食・持続可能資源としての再評価
第2部:プラスチック分解能力とメカニズムの科学(約45分)
1. ミールワームがプラスチックを分解する仕組み
2. 腸内細菌と酵素の役割:Exiguobacterium属などの働き
3. 対象となるプラスチック(ポリスチレン・ポリエチレン等)
4. 分解速度・温湿度条件・副産物の扱い
第3部:国内外における研究成果と実証事例(約30分)
1. アメリカ:スタンフォード大学の事例
2. 中国:北京航空航天大学などの研究とスタートアップ
3. スウェーデン・ドイツなど欧州でのモデル化
4. 日本:京都大学・理研・DCTAでの展開
5. 実用化・商業化に向けた課題と可能性
第4部:資源循環システムへの応用とビジネス展開(約30分)
1. 廃棄物管理と環境政策との親和性
2. ミールワームリサイクル施設の構築・運用例
3. 農業・飼料・食品用途への副産物の再利用
4. ベトナム・インドネシアなどアジア新興国での活用ポテンシャル
第5部:投資・ビジネスモデルと将来展望(約30分)
1. 収益モデル(処理委託費・バイオマス販売・ライセンス等)
2. 各国の初期費用・ROIと回収戦略
3. 政策・規制との関係と導入支援制度
4. ミールワームによる次世代型資源循環ビジネスの構想
<質疑応答>
登壇者
畠山 達彦 (株)DCTA 代表取締役社長
会場
Zoom
その他の情報
- 申込み期限: 2025-07-25